Twitter(X)がうまく使いこなせない!
Twitter(X)むずかしい!!!
X 警察の皆さん! 私としましては、「X(Twitter)」ではなく「Twitter(X)」というお気持ちです! というどうでもいい話はさておき。
私は Twitter(もう Twitter で統一しちゃおう)をうまく使いこなせていません。
そもそも私は、技術系のつぶやきや公式発表、セキュリティインシデントなどをキャッチアップするために Twitter を使おうとしています。しかし、それらの記事の認知負荷の高いこと、高いこと!
そうすると、私の Twitter のタイムラインはどうなってしまうのか。そう、認知負荷がだだ下がりのものばかり見てしまうのです。たとえば、びっくり系、成人向け(成人向けって何だろう……経済のツイートとかですかね)、啓発系、恋愛系のツイートです。
それらのコンテンツは、いまは完全にブロックすることで回避しています。しかし、AI 系のツイートはブロックできず……。なぜなら、エンジニアとして AI 系のキャッチアップは必要なのではないか、と思うからです。その結果、「Claude でこんなことできるの? 人間、もうギュラれた!」みたいな AI 驚き屋のツイートとか、例の AI モデルを龍にたとえた画像が毎日押し寄せてきます。これでは全くキャッチアップできていないではないか!
タイムラインの「おすすめ」ではなく、自分がフォローした人だけを見ればいいと思うかもしれません。しかし、そこにたどり着くまでに、私は認知負荷の低いタイムラインに捕まってしまうのです。「それは意志力が足りないよ」と言われるかもしれませんが、そこが難しい……。
そこで私が考えたのは、アプリを変えればいいじゃないか、ということです。
Twitter で見たかった情報が、別のアプリ、たとえば Slack に流れてくれば、タイムラインにつかまらずに済むのではないか。そこで私は、Slack に有用な技術情報を集めようとしました。
最初は、Twitter や Reddit から直接情報を取ろうとしました。しかし、2026 年 8 月 7 日時点で X API は従量課金制です。Reddit も含め、個人の雑な実験として始めるには、API の利用条件や認証を調べる時点で少し腰が重い。特定のサイトだけを定期的に取ってくる方法では情報が偏りそうですし、そもそも「どのサイトを選べばいいの?」という問題もあります。
じゃあどうするのか!
私は、いくつかの API や RSS から情報を集め、AI に編集させて Slack へ流せばいいじゃないか、と考えました。主に cron、Codex、Slack API を使っています。
実際の仕組みでは、AI がインターネット全体を自由にさまよっているわけではありません。スクリプトが、Zenn、Hacker News、GitHub Releases など、あらかじめ決めた情報源から候補を集めます。そのあとで Codex が編集者として、いま読む価値のある記事を選びます。
情報の見方が一方向に偏りすぎないように、私は架空の技術者を 9 人作りました。Linux カーネルのコントリビューターもいれば、はたまた軽いギャル口調の駆け出しエンジニアもいます。(ギャルがタイプというわけではありません)
それぞれ、専門分野だけでなく、普段見るサイト、最近の関心、技術を見るときの価値観、反論の仕方、口調まで違います。たとえば同じニュースでも、「どのカーネルの変更が原因か」と深く追う人もいれば、「これ、勉強になるなぁ」と駆け出しの目線で見る人もいます。
ただし、9 人全員が毎回しゃべるわけではありません。候補を絞り、1 回の編集会議で最大 4 件だけを選びます。同じ分野は最大 2 件まで。人数を増やした結果、Twitter より騒がしくなったら本末転倒ですからね。
選ばれた記事は、それぞれの人格が Twitter っぽい短文でつぶやきます。スレッドを開くと、選んだ理由、その人の見立て、私との関係、まだ分からないこと、出典と日付が読めるようにしています。投稿には Slack の Incoming Webhook と Bot API を使っています。
実際のタイムラインは、こんな感じになりました。

こんな感じで、Twitter のタイムラインに捕まることなく、技術情報を追えそうです。しかし、ここで怖いのは、本当に見るべき情報を見逃すことです。
Twitter では、同じ話をたくさんの人がつぶやくことで、「これは最近話題なんだな」と気づけます。ただ、世間で話題だからといって、私が見るべき情報とは限りません。
そこで今回は、世間での話題度を再現するのではなく、その記事が私にとって重要かを判定し、必要に応じて「要確認」「緊急」と表示するようにしました。
普段の投稿にはラベルを付けません。すぐ確認したいツイートだけ Slack 上で「要確認」、絶対見逃してはいけないツイートは「緊急」と表示します。
ニュースやベンダーの発表に「重要」と書いてあるから重要なのではなく、自分の環境が対象か、攻撃が成立する条件は何か、既知の悪用や公開 exploit があるかを見て決めます。そして、「緊急」のツイートは、私がリアクションを付けるまで繰り返し流れてくるようにしています。
それで、うまくいったのか。
最初は毎時動かしてしまい、1 週間で 126 件も投稿されました。追えるかぁ~!!! Twitter の情報量から逃げてきたのに、Slack に別の情報洪水を作っていたのです。何をしているんでしょうか。
現在は、1 日 2 回に減らしています。快適快適!
ただし、これで必要な情報が本当に取れているのか分かりません。
この取り組みが本当にうまくいっているのか、今後このブログでも、AI がつぶやいた情報や運用して分かったことをまとめながら確かめていきます。
これからお楽しみに!